看護師の現状と将来像

看護師の現状は日々多忙を極め、常に業務に追われる職種です。また、日本の現状として看護師の需要は更に必要不可欠です。今後看護師の将来はどのように変化していくのでしょうか。今、日本は高齢社会に突入しており、総人口に対しての65歳以上の人口が20%を超えています。また、2025年には全人口の約25%が75歳以上の後期高齢者となるという予想推計が発表されており、日本が超高齢化社会に突入するのは避けられません。では、この超高齢化社会が看護の将来にどのように影響するのでしょうか。まず、高齢に伴う疾患の急増が懸念されます。認知症などといった専門的なケアを必要とするケースも増えてくるでしょう。このような看護師の将来に対して、今後どのような働き方が求められるのでしょうか。

厚生労働省はこの将来を見据え、急性期医療から慢性期医療へシフトを医療に促しており、地域医療に重点を置くという指針を打ち出しています。この指針の場合、これからは在宅における医療・介護サービスの受け皿の確保が必要といえます。看護師もまた然りで、訪問看護や在宅看護のニーズが求められるのではないでしょうか。加えて、予防医療も増加する医療ニーズを軽減する一つになるといえます。生活習慣病の予防に取り組むことで自身の健康の維持にも繋がるでしょう。生活習慣病を予防することは、患者の健康寿命を守るためにも重要です。看護師としても、生活指導であったり、健康診断の促進、症状の早期発見に関して、活躍の余地が大きく広がっていく将来像が見えるのではないでしょうか。